いい本 その3
「空飛ぶ教室」
空高くワシがまい、輪を、途いて、しだい「に上にのぼっていきます。
ついにわたしは緑いろの鉛筆を紙からはなして、エドアルトのあたたかいなめらかな毛皮をこつこつとたたきます。
わたしに、立て、といって、彼は小さい角でわたしをつつきます。
そこで、わたしたちはつれだってぶらぶらと、美しい色とりどりの草はらを家路につきます。
わたしたちはホテルの前でわかれます。
エドアルトはホテルに泊まっているのではなく、かどの農家に住んでいるのですから。
ここまでは、たいていの童心を持つ作家には書けることでしょう。